02-g-10
[季節] 初春（２月） 植物季題
[季題] 金縷梅（まんさく）
[副題] 満作（まんさく） 万作（まんさく）
銀縷梅（ぎんろばい）
３メートルあまりになる落葉樹で春を告げる花として親しい。
山野に自生するが観賞用としても植えられる。
金縷梅（満作）の名は早春に先駆けて「まず咲く」ことから転じたともいわれる。
金縷梅の俳句 清月俳句歳時記２月の俳句のページです。noda yutaka haiku 例句は、現在作句活動中の有季定型伝統俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成２２年１月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。大阪清月庵 大阪府枚方市 京都清月庵 京都府木津川市[季節] 初春（２月）植物季題[季題] 金縷梅（まんさく）[副題] 満作（まんさく） 銀縷梅（ぎんろばい）３メートルあまりになる落葉樹で春を告げる花として親しい。山野に自生するが観賞用としても植えられる。金縷梅（満作）の名は早春に先駆けて「まず咲く」ことから転じたともいわれる。紐状の黄色い四弁花が稲穂を思わせ豊年満作につながるからともいわれる。▼金縷梅の俳句 金縷梅の花弁それぞれ日を掴む 西崎佐知▼まんさくの俳句 日を恋ひつはじらふがごと金縷梅黄 門田窓城▼金縷梅の俳句 これがまあ花か金縷梅造花めく 西村舟津▼まんさくの俳句 まんさくのよじれし花弁ほころびぬ 西川寿賀子▼満作の俳句 咲き満てる満作なれど香を持たず 松山寿美▼金縷梅の俳句 金縷梅の黄の深めゐる枯淡かな 高橋泉也▼まんさくの俳句 まんさくの空光り水光りけり 辻多津子▼金縷梅の俳句 金縷梅を揺らして去りぬ宅配車 南部静季▼金縷梅の俳句 金縷梅や日輪淡くふるへ咲く 大畠宮子▼金縷梅の俳句 金縷梅や日の眩しさに綻びぬ 佐藤美和子▼金縷梅の俳句 金縷梅や蕊に紅おき踊り出す 水野良子▼金縷梅の俳句 まんさくと教はる声に歩を返す 奥田不二子▼金縷梅の俳句 閑寂な茶室に一枝金縷梅黄 山本とも江▼金縷梅の俳句 金縷梅や何でもござれてふ佳人 森島緋紗江▼金縷梅の俳句 金縷梅の盛りと聞きて奥の院 土井木賊▼金縷梅の俳句 金縷梅の明るく咲いて光る影 嶋きさ子▼金縷梅の俳句 金縷梅に祖母の思出ありにけり 田中雍子▼金縷梅の俳句 ひらひらと金縷梅の黄の山路かな 小川和子▼まんさくの俳句 まんさくの映ゆる碧空峠道 迫間喜美子