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[季節] 初春(2月)         植物季題

[季題] いぬふぐり

[副題] 犬ふぐり(いぬふぐり)
 
 
 早春まだ他の草の枯れているうちから日当たりのよい道端や野原など至るところにに這うように広がって群生する。
 
 瑠璃色の可憐なこまかい花を咲かせる。
 
 近年は在来種の「犬ふぐり」はほとんど見られない。
 
 ふつうヨーロッパ原産で明治以後に帰化した「大犬のふぐり」が多く群生しておりこれを「いぬふぐり」と詠まれる。
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いぬふぐりの俳句 清月俳句歳時記2月の俳句のページです。noda yutaka haiku 例句は、現在作句活動中の有季定型伝統俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。大阪清月庵 大阪府枚方市 京都清月庵 京都府木津川市 [季節] 初春(2月)植物季題[季題] いぬふぐり[副題] 犬ふぐり(いぬふぐり)早春、まだ他の草の枯れているうちから、日当たりのよい道端や野原など至るところにに這うように広がって群生し、瑠璃色の可憐なこまかい花を咲かせる。近年は、在来種の「犬ふぐり」はほとんど見られず、ふつうヨーロッパ原産、明治以後に帰化した「大犬のふぐり」を「いぬふぐり」と詠まれる。▼いぬふぐりの俳句 日は燦と園にかたまり犬ふぐり 土井木賊▼いぬふぐりの俳句 蕪村碑を訪ひきて土堤の犬ふぐり 山本とも江▼いぬふぐりの俳句 広がりて星の数ほど大ふぐり 加納幸子▼いぬふぐりの俳句 薄き日の畦道をうめ犬ふぐり 鈴木かね▼いぬふぐりの俳句 犬ふぐり蒼天の色宿しをり 長嶺 勇▼いぬふぐりの俳句 日照雨して瑠璃の色増す犬ふぐり 高橋泉也▼いぬふぐりの俳句 再会につきぬ話や犬ふぐり 布野 壽▼いぬふぐりの俳句 小さくとも息吹確かに犬ふぐり 梅田澄子▼いぬふぐりの俳句 犬ふぐり屈めば温き日の光 林雄次郎▼いぬふぐりの俳句 犬ふぐり小さな光浴びながら 小川和子▼いぬふぐりの俳句 犬ふぐり星座の如く地に広ぐ 庄司典子▼いぬふぐりの俳句 昨夜雨に瑠璃の色濃き犬ふぐり 水野恵以▼いぬふぐりの俳句 こぼれたる星の如くに犬ふぐり 正木和子▼いぬふぐりの俳句 みどり児の髪黒ぐろと犬ふぐり 池下よし子▼いぬふぐりの俳句 いぬふぐり小さく活けて部屋の隅 前田みのる▼いぬふぐりの俳句 戻りきて里の明るき犬ふぐり 湯澤正枝▼いぬふぐりの俳句 畦かくしひたすらに咲く犬ふぐり 吉田静代▼いぬふぐりの俳句 青空に光り返していぬふぐり 橋本幸子▼いぬふぐりの俳句 開発がそこに来てをり犬ふぐり 野田ゆたか