02-g-05
[季節] 初春を主に三春(2月を主に2月から4月)植物季題
[季題] 猫柳(ねこやなぎ)
[副題] なし。
池沼・河川のほとりや渓谷など水辺を好んで自生する柳の一種。
2月ごろ葉の出る前に銀ねずみ色の花穂をつける。
その艶のある毛が猫の毛並みを思わせるのでこの名がある。
猫柳の俳句 清月俳句歳時記2月の俳句・植物の俳句ページです。例句は、有季定型伝統俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初春を主に三春(2月を主に2月から4月) 植物季題 [季題] 猫柳(ねこやなぎ) [副題] なし。 池沼、河川のほとりや渓谷など、水辺を好んで自生する柳の一種で、2月ごろ、葉の出る前に銀ねずみ色の花穂をつける。その艶のある毛が猫の毛並みを思わせるので、この名がある。
<例句>/猫柳の俳句 煌めきは流れと銀の猫柳 吉井竹志/猫柳の俳句 やわらかき日に銀返す猫柳 稲福昌一/猫柳の俳句 光り合ふ小川と岸と猫柳 長峰 勇/猫柳の俳句 銀色の風をまとひし猫柳 林 雄次郎/猫柳の俳句 この辺り渡舟跡とや猫柳 森本恭生/猫柳の俳句 川風と遊びふくらむ猫柳 高橋泉也/猫柳の俳句 猫柳光りて水面さざめける 橋本幸子/猫柳の俳句 猫柳揺れて人待つ橋の上 福島二美/猫柳の俳句 糠雨の雫を宿す猫柳 東 嘉子/猫柳の俳句 せゝらぎの音のひゞきて猫柳 阿部和雄/猫柳の俳句 猫柳活けあげし時偲ぶ人 南部静季/猫柳の俳句 豊かなる水のきらめき猫柳 井川芳子/猫柳の俳句 淀みゐる川面に映る猫柳 熊谷清美/猫柳の俳句 猫柳硬い殻から顔を出す 堀江桃雀/猫柳の俳句 触れて見つ猫柳とはいみじくも 山中明石/猫柳の俳句 万物の煌めく湖畔猫柳 山本青水/猫柳の俳句 気紛れの風の通ひ路猫柳 上杉マサ/猫柳の俳句 穴太積いまも揺るがず猫柳 石崎そうびん/猫柳の俳句 水音の日毎に高し猫柳 清水恵山/猫柳の俳句 川向かう銀の風吹く猫柳 山口美琴/猫柳の俳句 しろがねの光を集め猫柳 西野和子/猫柳の俳句 銀河系零れてそよぐ猫柳 木村宏一/猫柳の俳句 銀色の風のあやつる猫柳 橋本幹夫/猫柳の俳句 銀色の毛先ほぐれし猫柳 前川嘉風/猫柳の俳句 せせらぎの空に呆けし猫柳 池下よし子/猫柳の俳句 猫柳朝日に銀を光らせて 津田喜美/猫柳の俳句 川風を集めて光る猫柳 武田愛女/猫柳の俳句 猫柳ほほけて古都の遅き春 山本文栄/猫柳の俳句 さゝやける水に映して猫柳 中山泰山/猫柳の俳句 塔仰ぎ銀色放つ猫柳 嶋 きさ子/猫柳の俳句 疎水路の流れゆたかに猫柳 野田ゆたか