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[季節] 初春(2月)         植物季題

[季題] 紅梅(こうばい)

[副題] 薄紅梅(うすこうばい)
 
 
 伝統俳句では単に「梅」と詠むと多くは白梅をさし「紅梅」とは題を異にする。
 
 紅梅は白梅より少し遅れて咲くが品種によっては2月初めから咲くものもある。
 
 また咲いている期間も白梅に比べ少し長い。
 
 気品は白梅には及ばないが紅梅は優しく親しみがあり艶やかな趣がある。
 
 紅梅の実は食用には適さず多くは観賞用で盆栽仕立てにして親しまれたりする。
 
 
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紅梅の俳句 清月俳句歳時記2月の俳句・植物の俳句ページです。例句は、有季定型伝統俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初春の俳句(2月の俳句) 植物季題 [季題] 紅梅(こうばい) [副題] 薄紅梅(うすこうばい) 伝統俳句では単に「梅」と詠むと多くは白梅をさし、「紅梅」と題を異にしている。 紅梅は、白梅より少し遅れて咲くが、品種によっては2月初めから咲くものもあります。また、咲いている期間も白梅に比べ少し長いようです。 気品は、白梅には及ばないが、紅梅は優しく親しみがあり、艶やかな趣があります。 紅梅の実は食用には適さず、多くは観賞用で、盆栽仕立てにして親しまれたりもします。<例句>/濃紅梅の俳句 御下賜てふ寺格に適ふ濃紅梅 村上唯志/紅梅の俳句 思ひのままてふ紅梅の香に立ちぬ 西崎佐知/紅梅の俳句 紅梅や松に浮き立つ御所の森 西村舟津/紅梅の俳句 紅悔や空の青さと朝の陽に 吉井竹志/紅梅の俳句 観音の加護に紅梅咲きみちて 吉野濃菊/紅梅の俳句 紅梅や茶筌の匠話し好き 森本恭生/紅梅の俳句 紅梅の香に誘はるる園の夕 中山泰山/紅梅の俳句 紅梅の色もてこぼす雨雫 寺本光堂/紅梅の俳句 紅梅に深き庇の庵かな 能口和子/紅梅の俳句 紅梅の若木真っ直ぐ天に伸び 山中明石/紅梅の俳句 ふくいくと紅梅匂ふ雨もよい 樋口千恵/紅梅の俳句 紅梅の庭に声あり妻の友 林 雄次郎/紅梅の俳句 紅梅の現在未来挿花す  有馬やよこ/紅梅の俳句 紅梅の咲く丘村の古碑あまた 加藤哲夫/紅梅の俳句 紅梅の盛り観音詣でかな 及川輝子/紅梅の俳句 紅梅の咲き初めしより庭らしく 辻 多津子/紅梅の俳句 紅梅に染まりつつ踏む女坂 桜田貞子/紅梅の俳句 紅梅の蕾綻ぶ一二輪 山田笑子/紅梅の俳句 紅梅や庭華やかに昨日今日 津田喜美/紅梅の俳句 鎮守より匂ふ紅梅馥郁と 北川紀美子/紅梅の俳句 紅梅や老いを忘れて佇めり 松岡推月/紅梅の俳句 紅梅や千鳥配りの石を踏む 清水恵山/紅梅の俳句 紅梅やいま朝月の消えんとす 有馬たく/紅梅の俳句 紅梅の濡れてなほ燃ゆ日暮かな 橋本幹夫/紅梅の俳句 紅梅に太平の世を謳歌せり 木村宏一/紅梅の俳句 紅梅や青空を背に二.三輸 鈴木かね/紅梅の俳句 紅梅の枝に近づく若きらよ 加藤美津子/紅梅の俳句 紅梅の影を映した白障子 駒田暉風/薄紅梅の俳句 薄紅梅枝の先まで馨しき 後藤允孝/紅梅の俳句 神棚の供花の紅梅ほころびぬ 森島緋紗江/紅梅の俳句 紅梅のほか鉢何も持込まず 野田ゆたか