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[季節] 初春を主に三春(2月を主に2月から4月)動物季題

[季題] 白魚(しらうを/しらうお)

[副題] しらを       白魚網(しらをあみ/しらおあみ)
 
    白魚汲む(しらをくむ/しらおくむ)
 
 
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 回遊魚で体長約3〜5Cm。
 
 川・湖・淡水の混じる沿岸域や汽水湖に棲息し生後一年たつと海から河口に入って産卵する。
 
 体の色は透明で眼は黒点を置いたようにあざやかである。
 
 白魚は味が極めて軽く上品である。
 
 この産卵期に四つ手網や刺網で獲る。
 
 博多室見川で捕れる素魚は「おどり食い」が有名である。
 
※「しろうお(素魚)」はハゼ類独特の吸盤脂ビレを持っており「しらうお(白魚)」はサケやマス類の遠い親戚にあたり種類を異にする。
 
白魚(しらうお)
素魚(しろうお)
白魚の俳句 清月俳句歳時記2月の俳句・動物の俳句ページです。例句は、有季定型伝統俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初春を主に三春(2月を主に2月から4月) 動物季題 [季題] 白魚(しらうを/しらうお) [副題] しらを 白魚網(しらをあみ/しらおあみ) 白魚舟(しらをぶね/しらおぶね) シラウオ科の回遊魚で体長約6,7センチ。川や湖、淡水の混じる沿岸域や汽水湖に棲息し、生後一年たつと海から河口に入って産卵する。 体の色は透明で眼は黒点を置いたようにあざやかである。白魚は味が極めて軽く上品であるばかりでなく、白魚のような指と例えられるように、姿がすっきりとして美しい。 この産卵期に四つ手網や刺網で獲る。博多室見川で捕れるハゼ科の素魚(しろうお)は生きたまま食べられるおとり食いが有名である。「しろうお」と「しらうお」しろうお(素魚)は、ハゼ類独特の吸盤腹ビレを持っており、しらうお(白魚)は、サケやマス類の遠い親戚にあたります。地域によって素魚と白魚の名前は、混同されている場合が多いようです。
<例句>白魚の俳句 明ぼのやしら魚しろきこと一寸 松尾芭蕉/白魚の俳句 差し潮の波が白魚火濡らしもす 舘野翔鶴/白魚の俳句 白魚の果なき命水に透く 松山寿美/白魚の俳句 幾度も揚げて少なき白魚かな 貫野浩/白魚の俳句 白魚の黒き目踊る小鉢かな 清水恵山/白魚の俳句 刻々と潮の差し来て白魚波 山本青水/白魚の俳句 白魚の一合ほどの漁果かな 野田ゆたか