02-e-04
007.gif
[季節] 初春(2月8日)            行事季題

[季題] 針供養(はりくやう/はりくよう)

[副題] 針祭る(はりまつる)
 
    針納(はりをさめ/はりおさめ)
 
 
 平素使っている針を休め折れた古い針を供養する行事。
 
 関東や和歌山市加太の淡島神社では2月8日を針供養の日としているが関西や九州では12月8日に行う所が多い。
 
 折れた縫針を豆腐や蒟蒻に刺して川へ流したり紙に包んで社へ納めたりすると裁縫が上達するといわれている。
 
 供養は和服縫針のほか・まち針・ミシン針、或いは、畳針・釣針・針灸針を供養されることもある。
次へ
次へ
先頭へ
先頭へ
針供養の俳句 ザ・インターネット俳句歳時記2月の俳句・行事の俳句ページです。例句は、有季定型伝統俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初春(2月8日) 行事季題 [季題] 針供養(はりくやう/はりくよう) [副題] 針祭る(はりまつる) 針納(はりをさめ/はりおさめ) 平素使っている針を休め、折れた古い針を供養する行事。関東や和歌山市加太の淡島神社では2月8日を針供養の日としているが、関西や九州では12月8日に行う所が多い。折れた縫い針を豆腐や蒟蒻に刺して川へ流したり、紙に包んで社へ納めたりすると裁縫が上達するといわれている。 供養は、和服縫針のほか、まち針・ミシン針、或いは、畳針・釣針・針灸針を供養されることがある。 針供養の俳句 古針を納めるだけの針供養 南部静季 針祭るの俳句 裁縫を知らぬ娘も来て針祀る 山口正秋 針供養の俳句 今の世のミシン針殖ゆ針供養 松山寿美 針供養の俳句 振袖の華やぎ添ゆる針供養 西村舟津 針供養の俳句 趣味に生き感謝の心針供養 瀧尻久美子 針供養の俳句 針供養和装の列にブーツの娘 飯岡良一 針供養の俳句 お針子も仕事休みて針供養 橘川重 針供養の俳句 待針の色の林立針供養 新庄一雄 針供養の俳句 畳針傾きはじむ針供養 小笠原ひろみ 針祭るの俳句 天神の牛どっかりと針祭る 宇都宮美智子 針供養の俳句 針供養光千本祀られて 栗林清瑶 針供養の俳句 色あせし妣の絎台針供養 三浦光芳 針供養の俳句 妻は娘の和裁の師なり針供養 山口丘刀 針納めの俳句 一本の針を納めて安堵かな 川崎孝一 針納めの俳句 塚穴の闇の奥処へ針納 川上真太郎 針供養の俳句 針仕事見辛くなりし針供養 大西吉子 針納めの俳句 ボタンつけぐらゐの針を納めけり 長田穂峰 針供養の俳句 針供養塚に納めて安堵かな 津田喜美 針供養の俳句 蒟蒻に相すまぬこと針供養 野田ゆたか