02-a-07
[季節] 初春（２月） 時候季題
[季題] 春浅し（はるあさし）
[副題] 浅き春(あさきはる)
浅春(せんしゆん・せんしゅん)
立春から２月末ぐらいまでの時期をいう。
春になったものの寒さが残り春色はまだ整わない。
降雪もあり木々の芽吹きにはまだ間がある。
※まだまた寒さが残っているものの空の色・木々のたたずまいなどに
どことなく春の訪れを感じさせられるという「早春」とは別季題であ
ることに要注意。
春浅しの俳句 清月俳句歳時記２月の俳句のページです。noda yutaka haiku 例句は、現在作句活動中の有季定型伝統俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成２２年１月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。大阪清月庵 大阪府枚方市 京都清月庵 京都府木津川市[季節] 初春（２月）時候季題[季題] 春浅し（はるあさし）[副題] 浅き春(あさきはる) 浅春(せんしゆん・せんしゅん) 立春後、２月末ぐらいの時期をいう。春になったものの、なお寒さが残り、春色はまだ整わない。降雪もあり、木々の芽吹きには間がある。▼副題の『浅き春』の例句ページへ リンク▼ まだまた寒さが残っているものの、空の色、木々のたたずまいなどに、どことなく春の訪れを感じさせられるという「早春」とは、別季題であることに要注意。／春浅しの俳句 里坊の和敬静寂春浅し 門田窓城／春浅しの俳句 塔の上に垂れゐる雲や春浅し 西村舟津／日矢の俳句 日矢射して煌めく湖も春浅し 森本恭生／日本海の俳句 春浅し怒涛やまざる日本海 稲福昌一／遊園地の俳句 春浅し子らの声なき遊園地 横田寿賀子／春浅しの俳句 鉢植の向きを変へるも春浅し 長嶺 勇／春浅しの俳句 春浅し闇に三日月滲み見ゆ 松阪久美子／春浅しの俳句 追伸に春浅きこと書き添ふる 姉歯義ひろ／試着の俳句 試着する布のまつはり春浅し 青木菅子／城跡しの俳句 城跡は松籟ばかり春浅し 田川 栄／春浅しの俳句 時折に風の尖りて春浅し 岸野幸子／浪速の俳句 春浅き浪速に生れし若き知事 山田行恵／借景の俳句 借景の息吹を遠ちに春浅し 長谷川順江／金平糖の俳句 春浅し銀閣寺見て金平糖 福島二美／水の音の俳句 春浅き峡の風音水の音 若林柾矢／春浅しの俳句 春浅し峡のせゝらぎ尚細し 宇都宮美智子／春浅しの俳句 春浅し陶工一人土こねる 飯岡良一／梵鐘の俳句 梵鐘のひびく淡海の春浅し 高橋泉也／春浅しの俳句 定まらぬ薄き日差しの春浅し 山田笑子／石庭の俳句 正座して見入る石庭春浅し 石崎そうびん／パソコンの俳句 パソコンのカルテの説明春浅し 清水恵山／野鳩の俳句 春浅し野鳩の番ひ睦みをり 川村公子／春浅しの俳句 春浅し道の片側濡れしまま 前田卯生／春浅しの俳句 静静と青き夜明けや春浅し 阿部和雄／春浅しの俳句 地蔵舟祀る率川春浅し 奥田不二子／春浅しの俳句 陸橋の頬さす風や春浅し 及川輝子／春浅しの俳句 春浅き桃園赫く色立ちぬ 山口丘刀／春浅しの俳句 まだ素手に冷たき風や春浅し 竹本麻由美／春浅しの俳句 春浅し山は仏の笑みほどに 渡邉春生／春浅しの俳句 友呼べば甜し山湖春浅し 藤戸寿枝／タクシーの俳句 タクシーの客待二台春浅し 野田ゆたか