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[季節] 初春(2月4日ごろ)     時候季題

[季題] 寒明(かんあけ)

[副題] 寒明く(かんあく) 寒の明(かんのあけ)
 
 
 立春(2月4日又は5日)をもって小寒・大寒と続いた30日間の寒が明ける。
 
 立春と同じ日のことである。
 
 立春は感じられる春の兆しを慶びとして詠まれ寒明けは厳しかった寒さが過ぎた感慨や寒さの余韻を詠まれることか多い。
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寒明の俳句 清月俳句歳時記2月俳句時候俳句のページです。例句は、有季定型伝統俳句の歳時記です。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 初春(2月4日ごろ) 時候季題 [季題] 寒明(かんあけ) [副題] [副題] 寒明く(かんあく) 寒の明(かんのあけ) 立春(2月4日又は5日)をもって小寒・大寒と続いた30日間の寒の明ける。 立春と同じ日のことである。立春は、感じられる春の兆しを慶びとして詠まれ、寒明けは、厳しかった寒さが過ぎた感慨や寒さの余韻を詠まれることか多い。 寒明の俳句 寒明けて弾むジョギング送り出す 南部静季 寒明の俳句 差し入るる光ほのぼの寒明くる 橋本幸子 寒明の俳句 ほぐれゆく心にも似て寒明くる 杉山春萌 寒明の俳句 寒明の湖の群青濃かりけり 中野千江子 寒明の俳句 流れ落つ水音弾む寒明くる 松山寿美 寒明の俳句 高階に寒明の朝深呼吸 原口澄子 寒明の俳句 寒明や石垣ゆるむ砦跡 桜田貞子 寒明の俳句 すこやかに米寿の吾に寒明ける 山口丘刀 寒明の俳句 寒明けや窓辺の光柔らかし 小川和子 寒明の俳句 寒明や山川一樹一草も 松葉律子 寒明けの俳句 寒明くる一片の雲なき空に 前田卯生 寒の明けの俳句 隧道を抜けしが如く寒明くる 足立友彦 寒明の俳句 バスを待つ園児に寒の明けにけり 能口和子 寒明の俳句 ペンを持つ指の先より寒明ける 飯岡良一 寒明の俳句 寒明けて水平線の近かりし 福島二美 寒明の俳句 寒明の舗道に著し木々の影 阿部陽子 寒明の俳句 寒明や早やも野草の青深む 本田敏子 寒明けの俳句 犬繋ぐ鎖の軽さ寒明くる 青木菅子 寒明の俳句 寒明けの寄せくる波の荒きかな 加藤哲夫 寒明の俳句 背骨くくとさり気なく寒明くる 野田ゆたか