01g-10
[季節] 晩冬(1月) 植物季題
[季題] 蝋梅(らふばい/ろうばい) ※ 臘=旧字体
[副題] 唐梅(からうめ)
臘月(旧暦12月の異称)すなわち現在の1月ころに葉が出る前に香りの良い小さな黄色い花が数個ずつ集まって下向きまたは横向きに咲く。
中国原産なので唐梅ともいう。
高さ2〜5メートルで葉は卵形で対生する。
臘梅の俳句 清月俳句歳時記植物俳句1月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩冬の俳句(1月の俳句) 植物季題 [季題] 臘梅(らふばい/ろうばい) [副題] 唐梅(からうめ) 臘月(旧暦12月の異称)、すなわち現在の1月、葉が出る前に香りの良い小さな黄色い花が数個ずつ集まって下向きまたは横向きに咲く。 中国原産なので唐梅ともいう。高さ2〜5メートル、葉は卵形で対生する。蝋細工のように半透明で光沢があるので蝋梅ともいう。例句 /蝋梅の俳句 臘梅の溶けんばかりの日和かな 西ア佐知/蝋梅の俳句 臘梅の香りの風の回廊に 西川寿賀子/蝋梅の俳句 魁けて蝋梅のはや香を放つ 稲福昌一/蝋梅の俳句 臘梅の黄を透き香り透く日射し 門田窓城/蝋梅の俳句 臘梅の黄の潤みたる匂ひかな 吉井竹志/蝋梅の俳句 さきがけて訪ひし臘梅香りけり 伊藤悦子/蝋梅の俳句 臘梅の多き浦町路地長し 藤戸寿枝/蝋梅の俳句 臘梅やいつしか参道逸れてをり 吉野濃菊/蝋梅の俳句 臘梅や楚楚と明るし句碑の庭 正木和子/蝋梅の俳句 臘梅を賞でし出合ひも一会かな 梅田澄子/蝋梅の俳句 蝋梅の飛鳥を望む峠越へ 林雄次郎/蝋梅の俳句 日当りて臘梅の庭華やげる 佐藤美和子/蝋梅の俳句 蝋梅の香を散らしたる小風あり 森戸しうじ/蝋梅の俳句 臘梅の童なリ合ひて影なさず 田川栄/蝋梅の俳句 磴のぼる臘梅の香に誘はれ 松葉律子/蝋梅の俳句 臘梅や闇うち透す庭明り 青木菅子/蝋梅の俳句 蒼天に透き臘梅の三分咲 森本順子/蝋梅の俳句 奔放に伸びて臘梅香を散らす 山中明石/蝋梅の俳句 臘梅のよく咲く枝を剪りくれし 阿部陽子/蝋梅の俳句 臘梅や見知らぬ人と仰ぎけり 松岡推月/蝋梅の俳句 臘梅の色透き通る日射しかな 伊藤知子/蝋梅の俳句 記念樹の臘梅いまも匂ひ立ち 湯沢正枝/蝋梅の俳句 蝋梅の香り仄かでありしかな 岩本和行/蝋梅の俳句 蝋梅の凛とした枝香しき 志村万香/蝋梅の俳句 蝋梅の香に近々とレンズ寄る 筒井省司/蝋梅の俳句 蝋梅の香り華やぐ若木かな 山口美琴/蝋梅の俳句 臘梅や光透かして黄色満つ 阿形公枝/蝋梅の俳句 らふばいの垣根越えくる匂かな 山縣伸義/蝋梅の俳句 蝋梅の光に溶けて影淡し 石崎そうびん/蝋梅の俳句 そこはかと臘梅闇に香を放つ 水野良子/蝋梅の俳句 臘梅のかをり流るる御手洗舎 野田ゆたか