01g-04
[季節] 晩冬(1月) 植物季題
[季題] 千両(せんりやう/せんりょう)
[副題] なし。
暖地の林内に生える高さ60p〜90p常緑木で庭園などでも栽培される
夏になると枝先に黄緑色の小花が群がり咲いたものが冬に入ると小球果として赤い実をむすぶ。
緑の葉との対照が鮮やかなので正月の生け花の材料として好まれる。
俳句で単に「千両」と詠めば冬の実を付けた千両をさす。
夏の千両の花は目立たず詩情に乏しいことから俳句には詠まれない。
千両の俳句 清月俳句歳時記植物俳句1月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩冬の俳句(1月の俳句) 植物季題 [季題] 千両(せんりやう/せんりょう) [副題] なし。 暖地の林内に生えるセンリョウ科の高さ60p〜90p常緑木で、庭園などでも栽培される 夏、枝先に黄緑色の小花が群がり咲いたものが、冬に入ると小球果として赤い実をむすぶ。 緑の葉との対照が鮮やかなので、鉢植えや正月の生け花の材料として好まれる。 俳句で、単に「千両」と詠めば、冬の実を付けた千両をさす。 千両の花は地味で、花より葉の青さの方が目立つ。目立ない千両の花は、詩情に欠けることから俳句には詠まれない。 黄千両の俳句 名苑の視線あつめて千両黄 西ア佐知 千両の俳句 千両を根締めとしたる床の花 奥田不二子 千両の俳句 千両を松に挿し添へ活け上がる 本郷智子 千両の俳句 夫植ゑし千両万両実を競ふ 吉野濃菊 千両の俳句 千両を活けてアトリエ華やげり 山本宏子 実千両の俳句 尼御前の下る小径に実千両 林雄次郎 千両の俳句 千両の実の赫々と日を集め 戸塚みほ