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[季節] 晩冬(1月)              植物季題

[季題] 水仙(すゐせん/すいせん)

[副題] 野水仙(のずゐせん/のずいせん)
 
 
 厳しい寒さの中に咲く水仙には気品がある。
 
 正月用の花材としても用いられる。
 
 水仙は海岸近くに群生するが多くは切花用に栽培される。
 
 白緑色を帯びた細い葉の間から花茎が伸びその先に芳香のある白花を数個つける。
 
 福井県の越前岬や静岡県伊豆の爪木崎は群生地として有名でこれら野水仙の群落には心惹かれるものがある。
 
  
       副題『野水仙』の例句へ
 
 ※黄水仙←仲春(3月)※別種
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水仙の俳句 清月俳句歳時記時候俳句1月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。noda yutaka haiku [季節] 晩冬(1月)植物季題[季題]水仙(すいせん)[副題] なし。▼副題『野水仙』の例句ページへ リンク厳しい寒さの中に咲く水仙には気品がある。正月用の花材としても用いられる。水仙は、海岸近くに群生するが、多くは切花用に栽培される。白緑色を帯びた細い葉の間から花茎が伸び、その先に芳香のある白花を数個つける。福井県の越前岬や静岡県伊豆の爪木崎は群生地として有名で、これら野水仙の群落にも心惹かれる情景である。※黄水仙←仲春(3月・仲春)▼水仙の俳句 水仙のなだれ咲きして総揺れに 西川寿賀子▼水仙の俳句 水仙の五百万本島の崖 稲福昌一▼水仙の香の俳句 岬荒れて水仙の香を奪ひけり 西村舟津▼水仙の香の俳句 潮風に耐えて水仙香を放つ 土井木賊▼水仙の香の俳句 母偲ぶ水仙の香のやさしさに 川島踊子▼水仙の俳句 愚痴聞いて頷づくだけの水仙花 山根佐与子▼水仙の俳句 水仙のきりりと海に向く日和 宇都宮美智子▼水仙の俳句 野仏を囲み水仙乱れ咲く 辻多津子▼水仙の俳句 水仙の土手膨らませ競ひ咲く 松阪久美子▼水仙の風の俳句 水仙の風の越前岬かな 伊藤悦子▼水仙の俳句 水仙の咲けば高鳴る波の音 石崎そうびん▼水仙の俳句 水仙花おしげなく切り仏花とす 杉橋てつ▼水仙の匂う俳句 蜑が墓水仙匂ふ中にかな 樋口千恵▼水仙の俳句 水仙を活けて部屋の香新しき 有馬やよこ▼水仙の俳句 鶴首に活けて水仙背を正す 堀口まゆみ▼水仙の俳句 咽ぶ程水仙の香に包まれて 奥田不二子▼水仙の俳句 風に揺れひそやかに咲く水仙花 吉本昌女▼水仙の俳句 水仙を洸と頂き妙音寺 金城博之▼水仙の俳句 水仙の白暮れなずむ塩屋跡 野田ゆたか