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[季節] 晩冬(1月)         生活季題
 
[季題] 寒施行(かんせぎやう/かんせぎょう)
 
[副題] 野施行(のせぎやう/のせぎょう)
 
    穴施行(あなせぎやう/あなせぎょう)
 

 餌の乏しい寒中に狐狸などに林のはずれ・野のほとりなどに豆腐・油揚げ・握り飯などの施しの餌を置いておくこと。
 
 また狐狸の穴と思われるところに食物を入れてやることを穴施行という。
 
 動物愛護というよりも呪術的な色合いが濃い。
 
 地方によっては明かりを点し鉦や太鼓を打ち鳴らし「野施行・野施行」と唱え歩くところもあるという。
寒施行の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 晩冬(1月)生活季題[季題] 寒施行(かんせぎやう/かんせぎょう)[副題] 野施行(のせぎやう/のせぎょう) 穴施行(あなせぎやう/あなせぎょう)餌の乏しい寒中に狐狸などに林のはずれ・野のほとりなどに豆腐・油揚げ・握り飯などの施しの餌を置いておくこと。また狐狸の穴と思われるところに食物を入れてやることを穴施行という。/寒施行の俳句 寒施行無人の島へ漕ぎ出しぬ 森本恭生/寒施行の俳句 稲荷社のうらの薮道寒施行 宇都宮美智子/寒施行の俳句 寒施行路地の祠に油揚 清水恵山 動物愛護というよりも呪術的な色合いが濃い。地方によっては明かりを点し鉦や太鼓を打ち鳴らし「野施行・野施行」と唱え歩くところもあるという。