01-d-09
[季節] 晩冬を主に三冬(1月を主に11月から1月)生活季題
[季題] 煮凝(にこごり)
[副題] 凝鮒(こごりぶな)
魚の煮汁が冷えて固まったもの。また煮魚の身をほぐして煮汁とともに固めた寄せ物。
ゼラチン質に富んだ鰈・鮃・鮟鱇などの煮凝ったものをよく見かける。
煮凝は口に入れると特有の味がして舌の上でとろりと溶ける。
寒鮒を用いたものは、「凝鮒」といって賞味される。
煮凝の俳句 清月俳句歳時記時候俳句1月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。 noda yutaka [季節] 晩冬を主に三冬(1月を主に11月から1月)生活季題[季題] 煮凝(にこごり)[副題] 凝鮒(こごりぶな) 魚の煮汁が冷えて固まったもの。また煮魚の身をほぐして煮汁とともに固めた寄せ物。 ゼラチン質に富んだ鰈・鮃・鮟鱇などの煮凝ったものをよく見かける。 煮凝は口に入れると特有の味がして舌の上でとろりと溶けう。 寒鮒を用いたものは、「凝鮒」といって賞味される。▼にこごりの俳句 煮凝のあれば事足る一人酒 林雄次郎▼にこごりの俳句 煮凝を好みし父の忌来る 松山寿美▼にこごりの俳句 煮凝の未だ融けずあり鰓の内 森本恭生▼煮凝の俳句 煮凝を一品そえて一人の餉 嶋きさ子▼煮凝の俳句 煮凝に小さな骨の残りをり 能口和子▼鯛の煮凝の俳句 兜煮の煮凝り鯛や目玉むく 杓谷蔦枝▼煮凝の俳句 煮凝と声にしてみてひとりの餉 野田ゆたか