01-d-06
[季節] 晩冬(節分の日/2月3日ころ) 生活季題
[季題] 厄払(やくはらひ/やくはらい)
[副題] なし。
古くは節分の日の晩に行われた門付。
「厄払いましょう/厄払いましょう」という声が聞こえると厄年の人がいる家では呼び止めて豆と銭を与えた。
すると「ああらめでたいな/めでたいな/今晩今宵の御祝儀にめでた尽くしで払いましょう……」と縁起の良い文句を並べ最後に「悪魔外道を掻いつかみ西の海へさらり」といったことを唱えて去った。
また厄年の人が厄落としのためにする呪いや神社で薪を火にくべたりする方法などもいう。
ふぐりおとしは日常身につけているもの(男は褌・女は櫛)を落とし厄を落とすことをいった。
近年では節分の日に前後の厄を含め厄年の人が神社仏閣に参拝して厄を払うことをいうようになった。