01-d-03
[季節] 晩冬(1月) 生活季題
[季題] 寒造(かんづくり)
[副題] なし。
寒中の水で酒を醸すこと又その醸した酒をいう。
寒の水を用いて作った酒は風味が良く長く貯蔵ができるという。
冬の酒造は10月の新酒の後の大体11月から始まり3月に終わる。
現在では冷蔵設備と醸造技術の革新もあって清酒は季節を問わず年中醸造されているが愛飲家には寒造が重宝される。
寒造の俳句 清月俳句歳時記時候俳句1月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。 noda yutaka [季節] 晩冬(1月)生活季題[季題] 寒造(かんづくり)[副題] なし。 寒中の水で、酒を醸すことおよび醸したその酒をいう。寒の水を用いて作った酒は風味が良く、長く貯蔵ができるという。 冬の酒造は10月の新酒の後、大体11月から始まり3月に終わる。 現在では、冷蔵設備と醸造技術の革新もあって、清酒は季節を問わず年中醸造されているが、愛飲家には寒造が重宝される。▲寒造の麹の俳句 あとをひく麹の味見寒造 西ア佐知▲寒造の俳句 寒造長寿の酒と銘打って 門田窓城▲寒造の醪の俳句 大樽の醪囁く寒造 稲福昌一▲寒造の俳句 戯れに櫂入れ重き寒造 西村舟津▲寒造の俳句 精魂に応へし出来の寒造 森本恭生▲寒造の俳句 寒造歩板気遣ひ見学す 土井木賊▲寒造の俳句 吹き上ぐる泡逞しき寒造 梅田澄子▲寒造の俳句 寒造酒母のつぶやき機嫌よく 吉野濃菊▲寒造の俳句 寒造糀の味は栗の味 松阪久美子▲寒造の俳句 浜風に麹さまして寒造 竹中三津子▲寒造の俳句 江戸よりの醸造今に寒造 奥田不二子▲地酒寒造の俳句 泉州の水汲む地酒寒造 松葉律子▲寒造の俳句 四百年歴史を自負し寒造 水野恵以▲寒造の俳句 噛みしめて麹の味見寒造 大畠宮子▲寒造の俳句 江戸期より光陰重ね寒造 辻 多津子▲寒造の俳句 神棚に燈明絶えず寒造 柏村陽子▲寒造の俳句 飲めぬ酒試飲もしたる寒造 八木 徹▲寒造の俳句 泡立てて麹の小言寒造 布野 壽▲寒造の俳句 寒仕込蔵は杜氏の独断場 野田ゆたか