01-d-02
[季節] 晩冬(1月) 生活季題
[季題] 寒卵(かんたまご)
[副題] なし。
鶏卵は完全食品に近く特に寒中のものは栄養豊富で保存が利くといわれる。
器の中に黄身が盛り上がったさまなどは如何にも寒卵らしい。
寒卵は生で食べるのがよいとされる。
物の少なかった昔は病気見舞いなどに珍重された。
寒卵の俳句 清月俳句歳時記生活俳句1月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。 [季節] 晩冬(1月) 生活季題 [季題] 寒卵(かんたまご) [副題] なし。 鶏卵は完全食品に近く、特に寒中のものは栄養豊富で、保存が利くといわれる。器の中に黄身が盛り上がったさまなどは如何にも寒卵らしい。 寒卵は、生で食べるのが良いとされる。物の少なかった昔は、病気見舞いなどに珍重された。 寒卵の俳句 己の杉の洞の深きに寒卵 西ア佐知 寒卵の俳句 日に一つ薬に啜る寒卵 川上真太郎 寒卵の俳句 疲れ見ゆ夫をねぎらひ寒卵 吉本昌女 寒卵の俳句 寒卵黄身嵩高く割れにけり 吉井竹志 寒卵の俳句 生みたてと記し販げる寒卵 藤戸寿枝 寒卵の俳句 赫々と黄身まろび出て寒卵 堀口まゆみ 寒卵の俳句 白粥の味まろやかに寒卵 野田ゆたか/寒卵の俳句 寒卵割つて八十路のひとりの膳 岸田剣生/寒卵の俳句 メレンゲの角のたしかや寒卵 池下よし子/寒卵の俳句 寒卵割ってくづれぬ黄味を賞づ 栗林清揺/寒卵の俳句 掌で重さ計りて割れり寒卵 酒井牧人/寒卵の俳句 炊きたての御飯にかける寒卵 吉岡英子/寒卵の俳句 鮮度良き黄身持ちあがる寒卵 山口美琴/寒卵の俳句 生みたてを一気に畷る寒卵 川上真太郎