01-c-02
[季節] 晩冬を主に三冬(1月を主に11月から1月)地理季題
[季題] 氷柱(つらら)
[副題] 垂氷(たるひ)
軒や庇あるいは崖などから水の滴りが凍って棒状に垂れ下がったものをいい朝日にすぐ消えるものから解けずに日ごと太ってゆくものもあり大きさはさまざまである。
北国では屋根から地上に届くような太く長い氷柱もできる。
「垂氷」は氷柱の古称。
<注意>
氷柱は夏の季題の「花氷(はなごほり」)の副題に「氷柱(こおりばしら)」があることに注意しましょう。
句を5・7・5のリズムで読み氷柱が3音の位置にあるときは冬の句「つらら」と読み氷柱が6音又は4音の位置にあるときは夏の句「こおりばしら」又は「ひょうちゅう」と読みます。
氷柱の俳句 [季節] 晩冬を主に三冬(1月を主に11月から1月) [季題] 氷柱(つらら) [副題] 垂氷(たるひ) 軒や庇、或いは崖などから水の滴りが凍って棒状に垂れ下がったものをいい、朝日にすぐ消えるものから、解けずに日ごと太ってものももあり、大きさはさまざまである。 北国では屋根から地上に届くような太く長い氷柱もできる。 「垂氷」は氷柱の古称。 <注意> 氷柱は、夏の季題のの「花氷(はなごほり」)の傍題に「氷柱(こおりばしら)」があることに注意しましょう。 句を5・7・5のリズムで読み、氷柱が3音の位置にあるときは冬の句(つらら)となり、氷柱が6音の位置にあるときは夏の句(こおりばしら)となります。 草氷柱の俳句 草氷柱解けゆく八鬼の行者道 若林柾矢 氷柱の俳句 闇の夜に背を伸ばしをる軒氷柱 三浦光芳 氷柱の俳句 氷柱して女人禁制酒の蔵 掘口まゆみ 軒氷柱の俳句 通過する列車の側の軒氷柱 山本青水 軒氷柱の俳句 軒氷柱風に曲がりて太くなり 堀尾早苗 氷柱の俳句 これはまた人きな氷柱散歩道 長谷山由実 滝氷柱の俳句 滝氷柱太りて妥協する気なし 野田ゆたか 清月俳句歳時記地理俳句1月のページです。例句は、有季定型俳句・旧仮名遣い・伝統俳句をアップしています。編者野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。/氷柱の俳句 ダムの崖氷柱叩きの命綱 舘野翔鶴/氷柱の俳句 軒氷柱煤け顔なる木地師かな 岩本和行/氷柱解けの俳句 氷柱解けリズムを刻みゆく日和 木村宏一/垂氷の俳句 もの言はぬ垂氷連なる満奇洞 橋本幹夫/軒氷柱の俳句 日の射せる峡の鶏舎の軒氷柱 林 雄次郎/氷柱の俳句 軒の端の氷柱透かして空の蒼 駒田暉風/氷柱の俳句 輝を雫に集めゐる氷柱 寺本光堂/草氷柱の俳句 水晶の数珠のごとくに草氷柱 石崎そうびん/岩氷柱の俳句 日をはじき雫輝く岩氷柱 長嶺 勇/軒氷柱の俳句 その先に高き山あり軒氷柱 渡邉春生