01-b-03
[季節] 晩冬(1月) 天文季題
[季題] 寒晴(かんばれ)
[副題] 寒日和(かんびより)
厳しい寒さの日の晴天こと。
晩冬の晴天日は寒の時期でもあり日差しが眩しく大気が冴えて澄み渡る。
晩冬は太平洋側では晴れ日が続くことが多い。
「冬日和(冬晴・冬麗)・雪晴(深雪晴)」は別題となる。
寒晴の俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は原則として文語旧仮名遣いで詠まれた有季定型の伝統的俳句を取り上げています。編纂者 野田ゆたか noda yutaka。[季節] 晩冬(1月)天文季題[季題] 寒晴(かんばれ)[副題] 寒日和(かんびより)厳しい寒さの日の晴天こと。晩冬の晴天日は寒の時期でもあり日差しが眩しく大気が冴えて澄み渡る。晩冬は太平洋側では晴れ日が続くことが多い。▼副題『寒日和』の例句へ「冬日和(冬晴・冬麗)・雪晴(深雪晴)」は別題となる。▼冬日和(初冬を主に三冬・11月を主に11月から1月)へ ▼雪晴(晩冬を主に三冬・1月を主に11月から1月)へ。寒晴の俳句 寒晴や紐銭重き宮参り 西崎佐知。寒晴の俳句 一柱を納める札所寒晴るる 西村舟津。寒晴の俳句 寒晴るる仰ぐ城山天守閣 栗林清瑶。寒晴の俳句 寒晴の湖に伊吹のくっきりと 橋本照子。寒晴の俳句 寒晴や一閃の鳥翳のこす 保坂道子。寒晴の俳句 寒晴やビルを背にして大師像 田中雍子。寒晴の俳句 寒晴や姦ましく飛ぶ群雀 吉岡英子。寒晴の俳句 寒晴の今日棟上げの恙なく 橋本幸子。寒晴の俳句 寒晴や父母恋ふる晶子歌碑 山田行恵。寒晴の俳句 寒晴や蒼龍白虎楼華麗 松葉律子。寒晴の俳句 寒晴や犬は老婆に歩を合せ 清水恵山。寒晴の俳句 寒晴や日向日陰のきはやかに 池下よし子。寒晴の俳句 寒晴や空の碧さを広げをり 辻多津子。寒晴の俳句 寒晴の空の白さのどこまでも 湯澤正枝。寒晴の俳句 寒晴や海恋ふ歌碑の文字やさし 梅田澄子。寒晴の俳句 寒晴の池の静寂や浮見堂 西村舟津。寒晴の俳句 寒晴に箕の扁額の陶とがる 西村舟津。寒晴の俳句 寒晴や枝を切る音軽やかに 野田ゆたか。