01-a-09
[季節] 晩冬(1月) 時候季題
[季題] 春待つ(はるまつ)
[副題] 待春(たいしゆん/たいしゅん)
暗くて寒い冬もようやく終りに近くなってひたすら近づく春を待つ心持ちをいう。
わけても暗く鬱陶しい冬を耐えてきた雪国の人々の春を待つ思いは切実である。
春待つの俳句 清月俳句歳時記/野田ゆたか遍のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地 大阪府枚方市[季節] 晩冬(1月)時候季題[季題] 春待つ(はるまつ)[副題] 待春(たいしゆん・たいしゅん)暗くて寒い冬もようやく終りに近くなってひたすら近づく春を待つ心持ちをいう。わけても暗く鬱陶しい冬を耐えてきた雪国の人々の春を待つ思いは切実である。副題『待春』の例句ページへ リンク/春待つの俳句 反芻の鹿も春待つ薄目かな 西村舟津/春待つの俳句 癒えてゆく心春待つ心に似 門田窓城/春待つの俳句 旅心日々に深めて春を待つ 土井木賊/春待つの俳句 ひたすらに春待つ心老夫婦 秋山英身/春待つの俳句 春を待つ一門展の準備成り 岡崎桜雲/春待つの俳句 よき日差し誘はれ出でて春を待つ 土舘イサ/春待つの俳句 よき知らせ衣装揃へて春を待つ 加納幸子/春待つの俳句 独り身の一日長し春を待つ 駒田暉風/春待つの俳句 節目なる千三百号春を待つ 寺本光堂/春待つの俳句 快方に向ふを望み春を待つ 佐藤美和子/春待つの俳句 齢を経て春待つ心なほさらに 安田か代/春待つの俳句 春待つや小さき靴の歩み初め 池下よし子/春待つの俳句 春を待つこころ育てて八十路かな 西岡甲子/春待つの俳句 やがて春くると思へば耐へられる 川崎孝二/春待つの俳句 ペリカンの大きなあくび春を待つ 竹内恵美子/春待つの俳句 順調に春待つ心ありにけり 津田鴻林/春待つの俳句 大き目の鍔ある帽子春を待つ 藤本春苑/春待つの俳句 丸文字の恋の絵馬揺れ春を待つ 田村公平/春待つの俳句 春を待つ我を大きく陽が包む 野田ゆたか