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鷽替の俳句　清月俳句歳時記／野田ゆたか遍のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。例句は原則として文語旧仮名遣いの有季定型俳句を取り上げています。清月の所在地　大阪府枚方市[季節]　新年　行事季題[季題]　鷽替（うそかへ／うそかえ）[副題]　なし。福岡県の太宰府天満宮で催される行事。参拝の人々は手に木製の鷽を持ち「替えましょ・替えましょ」と唱えて揉み合いながら互いに替える。昨年の凶事を嘘にして今年の吉に替える意味だという。中には神社が出す金製の鷽が混じっていてそれに当たるとその年は幸運が授かるという。大阪の道明寺天満宮では１月２５日・東京の亀戸天満宮では１月２４日に太宰府天満宮にならって鷽替が行われる。
＜例句＞鷽替の俳句　鷽替の神鼓に逸る人の渦　小原弘幹。鷽替の俳句　瞳の合ひし妙齢の婦と鷽替ふる　村上唯志。鷽替の俳句　舞ひいたる巫女も下りきて鷽替へる　山本とも江。鷽替の俳句　鷽替の神に鷽槌を授かりぬ　清水恵山。鷽替の俳句　幼ナ児の差し出す鷽と替へにけり　迫間喜美子。