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[季節] 新年(1月7日) 生活季題
[季題] 七種(ななくさ)
[副題] 春の七草(はるのななくさ)
五節句の一つで七種の節句の略。
正月7日に邪気を祓い万病を除くために粥に七種の若菜を入れて食べる風習は古くから行われてきた。
七種は時代や土地によって種類は異なるがふつう芹・薺・御形・繁縷・仏の座・菘・蘿蔔をいう。
七種は若い女性が摘むものとされ昔は子の日に摘み天子に奉ったという。
七種の俳句,[季節]新年(1月7日)生活季題[季題]七種(ななくさ)[副題]春の七草(はるのななくさ)五節句の一つ、七種の節句の略。正月7日、邪気を祓い万病を除くために、粥に七種の若菜を入れて食べる風習は、古くから行われてきた。七種は、時代や土地によって種類は異なるが、ふつう芹・薺・御形・繁縷・仏の座・菘・蘿蔔をいう。七種は若い女性が摘むものとされ、昔は子の日に摘み、天子に奉ったという。▼七種の俳句 七種や厨に溢る野の香り 松山寿美▼ななくさの俳句 姐に七種にほふ厨かな 阿形公枝▼七種の俳句 ふるさとの荷に七種も添へられて 杉山春萌▼七種の俳句 七種の謂れを子等に教へをり 若林柾矢▼ななくさの俳句 申訳けほどの七種セット買ふ 長嶺 勇▼ななくさの俳句 みずみずし七種生える神の苑 山本とも江▼七種の俳句 琴の音に京の七種売られけり 及川輝子▼七種の俳句 七種と共に摘み来し日の匂い 高柳ゆうこ▼七種の俳句 七種の七つが揃ふ住まひとぞ 山田行恵▼七種の俳句 スーパーで買ひし七種並べ見る 山本宏子▼七種の俳句 白菜と青菜を足して七種に 正木和子▼七種の俳句 七種や芹から始め言ひ終える 池田幸恵▼七種の俳句 神苑に七種育てられにけり 八木 徹▼七種の俳句 七種のセット亭主に頼みけり 堀江三郎▼七種の俳句 七種のみどり香れる朝餉かな 林雄次郎▼七種の俳句 七種や卒寿に余る打つ力 野田ゆたか ▼七種の俳句歳時記 haiku saijiki noda yutaka 清月俳句歳時記新年の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者の野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。/七種の俳句 七種や子らには玉子閉ぢとする 山口美琴/ななくさの俳句 諳んずる七種一つ忘れけり 池下よし子/ななくさの俳句 七種を摘む縄文の遺構の上 渡邉春生