00-d-12
[季節] 新年 生活季題
[季題] 年玉(としだま)
[副題] 年贄(としだま)
新年の贈り物をいう。
単に正月の贈り物である他に神への供物や神からの賜り物の意味もある。
古くはさまざまな物を贈る贈答行事であった。
その後餅を贈るようになった地方や白紙で米を包んで神詣でや若水迎えに使う供物を年玉と呼ぶようになった地方など年玉の風習も地方によって異なることもあった。
現在ではもっぱら子供に与える金銭や物品をいう。
年贄とも書く。
年玉の俳句 [季節]新年生活季題[季題]年玉(としだま)[副題]年贄(としだま)新年の贈り物をいう。単に正月の贈り物である他に、神への供物や神からの賜り物の意味もある。古くはさまざまな物を贈る贈答行事であった。その後、餅を贈るようになった地方や、白紙で米を包んで、神詣でや若水迎えに使う供物を年玉と呼ぶようになった地方など年玉の風習も地方によって異なることもあった。 現在ではもっぱら子供に与える金銭や物品をいう。年贄とも書く。▼お年玉の俳句 御先祖を拝みて受くるお年玉 橋本幸子▼御年玉の俳句 孫にやり息子の呉れる御年玉 土井木賊▼お年玉の俳句 小さき手に握りしめたるお年玉 及川輝子▼お年玉の俳句 お年玉すぐに使ふ子使はぬ子 和泉清一▼お年玉の俳句 神妙に貰ふ仕草のお年玉 西村舟津▼お年玉の俳句 賜はりぬ生きる力のお年玉 市原遊亀▼お年玉の俳句 もの云わぬ嬰にも用意お年玉 安田かず代▼お年玉の俳句 縁起良し二等当りしお年玉 山中明石▼年玉の俳句 いつしかに年玉もらふ身となりぬ 森島緋紗江▼年玉の俳句 傘寿にも年玉ありて至福かな 水野良子▼お年玉の俳句 曽孫の笑顔嬉しくお年玉 杉橋てつ▼お年玉の俳句 就職の決まるまではとお年玉 大場比奈子▼お年玉の俳句 八十路にて初入選のお年玉 瀧尻久美子▼お年玉の俳句 寡黙なる童女のゑくぼお年玉 土屋 勝▼年玉の俳句 孫呉れし年玉並ぶ神の棚 嶋きさ子▼お年玉の俳句 長身を見上げて渡すお年玉 迫間紀美子▼お年玉の俳句 下手な字の一筆添えてお年玉 堀江三郎▼お年玉の俳句 幼子のはにかむ笑顔お年玉 久保田昌子▼年玉の俳句 年玉を受けて余生を惜むかな 野田ゆたか お年玉の俳句歳時記 haiku saijiki noda yutaka 清月俳句歳時記新年の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者の野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。