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[季節] 新年(1月1日から3日) 生活季題
[季題] 雑煮(ざふに/ぞうに)
[副題] なし。
魚介・鳥肉・野菜など山海のものに餅を入れた汁で三ケ日毎朝神仏に供え一家揃って食べて新年を祝う。
雑煮は土地によってさまざまであるが年越しの夜に神に供えたものを下ろして食べた儀式から習慣になったという。
雑煮の餅は関西では主に丸餅を使い焼かずに煮るが関東では切り餅を使い焼いてから汁の中に入れることが多い。
また餅を煮るのに関西では汁は味噌仕立て関東ではすまし仕立てが主であるが必ずしも一定ではなく焼いた餅を用い小豆汁を用いる地方などもある。
幼いころから食べ馴れた雑煮の味はいつの間にか身についていて、年々になつかしいものである。
義ひろの句
智子の句
美和子の句
舟津の句
敏子の句
重の句
赤心子の句
雑煮の俳句 清月俳句歳時記新年の生活俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者の野田ゆたかは、平成24年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 新年(1月1日から3日) 生活季題[季題] 雑煮(ざふに・ぞうに)[副題] なし魚介、鳥肉、野菜など山海のものに餅を入れた汁で、三ケ日毎朝神仏に供え、一家揃って食べて新年を祝う雑煮は土地によってさまざまであるが、年越しの夜、神に供えたものを下ろして食べた儀式から習慣になったという雑煮の餅は関西では主に丸餅を使い、焼かずに煮るが、関東では切り餅を使い、焼いてから汁の中に入れることが多いまた餅を煮るのに、関西では汁は味噌仕立て、関東ではすまし仕立てが主であるが、必ずしも一定ではなく、焼いた餅を用い、小豆汁を用いる地方などもある幼いころから食べ馴れた雑煮の味は、いつの間にか身についていて、年々になつかしいものである。▼鯊雑煮の俳句 みちのくの仕来りと云ふ鯊雑煮 姉歯義ひろ ▼雑煮の俳句 家風守り祝ふ雑煮の三世代 前田甲山 ▼京風雑煮の俳句 京風の夫の作りし雑煮かな 佐藤美和子 ▼善哉もどき雑煮の俳句 故里の善哉もどきなる雑煮 西村舟津灯火▼雑煮椀の俳句 雑煮椀年に一度の輪島塗 高橋泉也 ▼雑煮膳の俳句 人生の八十路を上る雑煮膳 戸本文雄 ▼雑煮の俳句 先づ夫へ好みし雑煮供へけり 岸野幸子 ▼雑煮の俳句 一口に切りし雑煮や母の膳 三浦光芳 ▼雑煮の俳句 塗椀の古りにし里の雑煮かな 東 嘉子▼雑煮の俳句 婿も入り雑煮談義のかしましく 川崎郁子 ▼洋風雑煮の俳句 洋風の雑煮仄かに胡椒の香 池田幸惠 ▼雑煮椀の俳句 恙なく祝ふ八十路の雑煮椀 辻本和子 ▼餡餅雑煮の俳句 故郷の餡をつつめる雑煮餅 橘川 重 ▼雑煮餅の俳句 雑煮餅五十で足りぬ家族かな 井川芳子▼鯊雑煮の俳句 野良猫に雑煮の鯊を頒けてやり 本郷智子 ▼雑煮の俳句 お雑煮の濃くも薄くも五十年 清水恵山▼芋雑煮の俳句 かしら芋雑煮の椀にどっしりと 本田敏子 ▼雑煮椀の俳句 二才児も一人前に雑煮椀 福本良子 ▼雑煮餅の俳句 雑煮餅一つでたりし齢となり 堀尾早苗▼あんころ雑煮の俳句 讃岐富士あんころ餅の雑煮かな 小岡赤心子
の俳句 清月俳句歳時記 俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。有季定型俳句 伝統俳句の歳時記のページです。編者野田ゆたかは、平成24年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。例句は、松尾芭蕉を除き現在活動中の作家の俳句から抽出しています。