00-b-05
[季節] 新年 天文季題
[季題] 淑気(しゆくき/しゅくき)
[副題] なし。
新年の天地に満ちる清らかで厳かな気配のこと。
めでたい気配が四方に漂う新春らしい気分を言う。
俳句では新年を祝う気持ちが詠まれる。
淑気の俳句 新年の天文季題[季題]淑気(しゆくき/しゅくき)[副題]なし。新年の天地に満ちる清らかで厳かな気配のこと。めでたい気配が四方に漂う新春らしい気分を言う。俳句では新年を祝う気持ちが詠まれる。霊宝殿燈明昏き淑気かな 西崎佐知▼淑気の俳句 俗世絶つ伊勢神宮の淑気かな 門田窓城▼淑気満つの俳句 内宮へ踏み行く真砂淑気満つ 西村舟津▼淑気満つの俳句 淑気満つ稲荷神社の赤幟 松山寿美▼淑気満つの俳句 帝陵の松亭々と淑気満つ 西川壽賀子▼淑気の俳句 神の森風の騒ぎも淑気かな 土井木賊▼淑気の俳句 淑気満つ大地に起ちて富士の山 木村宏一 ▼淑気の俳句 鐘の音の絶へぬこの径淑気満つ 南部静季▼淑気の俳句 神木の楠に漂る淑気かな 田中雍子▼淑気の俳句 墨痕の卯の字に満つる淑気かな 高橋泉也▼淑気の俳句 五十鈴川醸る淑気渡りけり 佐藤美和子▼淑気の俳句 一軸の墨痕清らなる淑気 山本とも江▼淑気の俳句 不動尊開扉の堂の淑気かな 迫間喜美子▼淑気立つの俳句 千木燦と御社の空淑気立つ 水野良子▼淑気の俳句 淑気満つ午前零時の時計台 橋本幹夫▼淑気の俳句 湖に建つ朱けの鳥居の淑気かな 嶋きさ子▼淑気の俳句 淑気満つ兄と汲み交ふ生家かな 湯澤正枝▼淑気の俳句 産土の神馬の像に淑気かな 清水恵山▼淑気の俳句 東雲の淑気を醸しゆく山河 野田ゆたか▼淑気の俳句歳時記 haiku saijiki noda yutaka 清月俳句歳時記新年の俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者の野田ゆたかは、平成22年1月現在、インターネット俳句「清月」を主宰しています。