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[季節]  新年(1月1日)      時事季題
 
[季題] 去年今年(こぞことし)
 

[副題] 去年(こぞ) 今年(ことし) 旧年(きゆうねん)
 

 元日の午前零時の瞬間に去年から今年に移り変わるその前後のこと。
 
 または元日の起床時のこと。
 
 人は去り行く年を惜しみ新年を希望に燃えて迎える。
 
 元日に目覚めた朝は今年であり大晦日の夜の就寝までを去年又は旧年という。
 
 このあわただしい時間の流れの中で心に抱く思いが詠み込まれる。
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去年今年の俳句 清月俳句歳時記新年の時候俳句のページです。例句は、インターネット俳句清月俳句会の投句及び廃刊俳誌「引鶴」の雑詠句或いは芭蕉俳句などから抽出しています。編者の野田ゆたかは、平成22年1月現在、ホトトギス及び未央で指導を仰ぐとともにインターネット俳句「清月」を主宰しています。[季節] 新年(1月1日)時事季題[季題] 去年今年(こぞことし) [副題] 去年(こぞ)今年(ことし)旧年(きゆうねん) 元日の午前零時の瞬間に去年から今年に移り変わるその前後のこと。または元日の起床時のこと。人は去り行く年を惜しみ、新年を希望に燃えて迎える。元日の午前零時が過ぎれば今年であり、午前零時に至るまでのことは去年又は旧年という。このあわただしい時間の流れの中で心に抱く思いが詠み込まれる。/去年今年の俳句 去年今年貫く棒の如きもの 高濱虚子/去年今年の俳句 衒ひなく生くが信条去年今年 村上唯志/去年今年の俳句 頼られて少したよりて去年今年 松山寿美/去年今年の俳句 去年今年踏まれし邪気の戒解かず 稲福昌一/去年今年の俳句 看とりして去年も今年もなかりけり 岡村紀洋/去年今年の俳句 肯定の句こそ文学去年今年 西崎佐知/去年今年の俳句 仏恩を受けて生かさる去年今年 水野惠以/去年今年の俳句 良きことも悪しきも流し去年今年 長嶺 勇/去年今年の俳句 墨含みしままの大筆去年今年 岡崎桜雲/去年今年の俳句 派出所の警邏の続く去年今年 姉歯義ひろ/去年今年の俳句 気合入れ仕事貫く去年今年 松阪久美子/去年今年の俳句 今年から夫の知らざる齢歩す 岸野幸子/去年今年の俳句 慎ましく生きる喜び去年今年 橋本幸子/去年今年の俳句 父母よりも重ねし命去年今年 市原遊亀/去年今年の俳句 去年今年かけて尾をひく汽笛かな 杉山春萌/去年今年の俳句 心して生きる齢や去年今年 松宮育子/去年今年の俳句 耳奥に鐘の音かすか去年今年 石崎そうびん/去年今年の俳句 去年今年足の弱さを叱咤せる 土舘イサ/去年今年の俳句 伴走をしたりされたり去年今年 高橋泉也/去年今年の俳句 身の丈に.あまる幸せ去年今年 大畠宮子/去年今年の俳句 夫のゐて孫の健やか去年今年 池下よし子/去年今年の俳句 家族数増減なくて去年今年 前田卯生/去年今年の俳句 抗わず流れのまゝの去年今年 吉田静代/去年今年の俳句 平凡をモットーとして去年今年 瀧尻久美子/去年今年の俳句 学にこり去年今年なき老を生く 山本宏子/去年今年の俳句 一と年の日々の重さや去年今年 伊藤悦子/去年今年の俳句 好きな事すれば元気よ去年今年 長田穂峰/去年今年の俳句 去年今年なく裏表なく生きて 西野一朗/去年今年の俳句 何もなきことの幸せ去年今年 瀬尾睦夫/去年今年の俳句 去年今年老いに楽しき句三昧 栗林清瑶/去年今年の俳句 勇退をぴしりと決めし去年今年 野田ゆたか