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西村舟津句集「あらたま」の第6ページ/落葉の俳句 千尋の峡に落葉の舞ひ散れる 西村舟津/冬に入るの俳句 匕首の月光る西空冬に入る 西村舟津/冬の庭の俳句 木の瘤の力あふるる冬の庭 西村舟津/朴落葉の俳句 音立てゝ森の黙解く朴落葉 西村舟津/猪鍋の俳句 里山の道の果てなる猪鍋屋 西村舟津/ぼたん鍋の俳句 胡座組む板間の火照り牡丹鍋 西村舟津