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俳句は有季定型俳句です。西村舟津句集「寒の雨」の第4ページです。あさのれんの俳句 染抜きの祇園の屋号麻暖簾 西村舟津の俳句。ほととぎすの俳句 不如帰啼きつぐ夜々の厠かな 西村舟津の俳句。梅雨の俳句 貧欲に蔓を伸ばして梅雨の畑 西村舟津の俳句。ほこの俳句 汗と雨縄に締め込み鉾建つる 西村舟津の俳句。夏潮の俳句 夏の潮足下に滾る鳴門橋 西村舟津の俳句。べにの俳句 見え隠れして紅の風の道 西村舟津の俳句。