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第三頁 ついなの俳句 踏鞴踏む追儺の鬼へ豆発止 西村舟津の俳句。のどかの俳句 飛火野の鹿に囲まれゐて長閑 西村舟津の俳句。御水取の俳句 火屑浴ぶ中に悲鳴もお水取 西村舟津の俳句。しかの俳句 湯屋に来て修二会の斎を貰ふ鹿 西村舟津の俳句。さくらの俳句 羊腸の山路に燦と朝桜 西村舟津の俳句。春風の俳句 春風や宮址の広さ戸惑ひぬ 西村舟津の俳句。