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西村舟津の俳句集「短夜」の第7頁です。ゆきぼたるの俳句 発掘の棚に逃がるる雪蛍 西村舟津の俳句。わたむしの俳句 綿虫の漂ふ蒼き宙に消ゆ 西村舟津の俳句。いのししの俳句 猪鍋をつつく九人の火照かな 西村舟津の俳句。ふゆがれの俳句 冬枯の宮址統べたる鴟尾の金 西村舟津の俳句。はすほりの俳句 抜き足もならで往生蓮根掘り 西村舟津の俳句。