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千葉県在住の俳人 筒井省司の第2句集「花の冷」の第5ページです。/菊薫るの俳句 六地蔵やさしき顔に菊香る/椎の実の俳句 賽銭をあげて椎の実ポケットに/鵙の俳句 曇天を破るが如く百舌鳥猛る/短日の俳句 短日や男料理の水餃子/秋惜むの俳句 稜線に落ち行く夕陽秋惜しむ/大根の俳句 大根の畝果てしなき散策路