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稲福昌一の俳句集「春光」の第6頁です。しゅうてんの俳句 秋天の無垢を穢して阿蘇噴けり 稲福昌一の俳句。きりの俳句 荒び来る霧に埋もれて湖中句碑 稲福昌一の俳句。あきゆうやけの俳句 秋夕焼剣ケ岳の嶺を昏れ残し 稲福昌一の俳句。おちばだきの俳句 尼御前の弥陀を説きつつ焚く落葉 稲福昌一の俳句。くさもみじの俳句 大極殿成りし宮跡草紅葉 稲福昌一の俳句。あきふかしの俳句 火山灰猛り錦江湾の秋深む 稲福昌一の俳句。