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松山寿美の俳句集「花筏」の第3頁です。くさやきの俳句 塔かすむ斑鳩の里草を焼く 松山寿美の俳句。はるの俳句 春料峭まだ癒えぬ膝抱へをり 松山寿美の俳句。ゆきげの俳句 雪解川餌を漁る鷺の足細き 松山寿美の俳句。しじみの俳句 蜆舟はるか暮色の中にをり 松山寿美の俳句。つばめの俳句 燕来る庇の古巣覗き見て 松山寿美の俳句。 とりくもの俳句 数知らずあるてふ古墳鳥雲に 松山寿美の俳句。