像の耳
インターネット句集
橋本幹夫 第2句集
平成21年中の詠句から 35句
読売俳壇 平成20年10月 特選
【小澤 實評】
象の耳に何か語るかのように近づく秋蝶。
象はくすぐったいだろうか、どう聞こえているのだろうか。
秋の澄んだ空気の中であるから成立する句。「秋蝶」がうごかない。
【幹夫コメント】
インド発祥の寓話に「群盲象を評す」という、数人の盲人が象の一部だけを触って感想を語り合うがある。晩秋の蝶は大きな象の福耳を如何に見ているのだろうか。
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