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清月叢書第5号/山梨県在住 湯沢正枝第1句集 新樹光35句の第4ページです。・金糸草の俳句 金糸草小さき屋敷に色を添へ・郷の秋の俳句 露天湯に小さき幸せ里の秋・秋彼岸の俳句 秋彼岸きつと何時かは笑へる日・糸瓜の花の俳句 水遣りて糸瓜の花を数へをり・月の俳句 一つずつ齢重ねて夜半の月・天高しの俳句 軽やかに鍬振る農夫天高し
清月叢書第5号/山梨県在住 湯沢正枝第1句集 新樹光35句の第5ページです。・柿すだれの俳句 柿すだれ甲斐連山の峯白し・うすもみじの俳句 濃淡の墨絵の技法うすもみぢ・今年米の俳句 神棚へ富士の型に今年米・神の留守の俳句 千年の欅伐られて神の留守・落葉の俳句 落葉して甲斐霊場の石だたみ・冬の月の俳句 茎樽に水まん満と冬の月