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清水恵山第2句集/十六夜の第4ページです・祭笛の俳句 ふしくれの指の早さや祭笛・夕焼けの俳句 夕焼や路地の子を呼ぶ母の声・ところてんの俳句 子に頼ることなく暮らし心太・さみだれの俳句 五月雨や小さな傘が真ん中に・朝涼の俳句 勤行に揃ふ家族の朝涼し・灼けの俳句 羽田にて 釧路発ち羽田へ着けば灼けし街