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		    煤けたる長押の槍やそぞろ寒 松山寿美
  
		     法要を終へし安堵や居待月
  
		  
		
  
		    担がれてボート艇庫に暮の秋 宇都宮美智子
  
		      行秋の波打ち返す渚かな
  
		
  
		    お濠端末枯すすみゆくばかり 池末あけみ
  
		 風ありてこそのコスモスなりしかな
  
		
  
		    丈高く咲いて紫苑にある気品 西村舟津
  
		   稲架木立てあとの仕事は妻任せ
  
		
  
		     故里の空恋ひをれば雁渡る 門田窓城
  
		      黄葉且散る一水に沿ふ柳
  
		
  
		    旅程表また広げ見る夜長かな 林  
		雄次郎
  
		   雨戸閉づ手を止め今日の月仰ぐ
  
		
  
		      露霜の光解けゆく山日和 野田ゆたか
  
		     流星や惑星の名の一つ消ゆ
  
		
  
		 
  
		  
		・・・・・ 選者 西  
		ア 佐 知 詠 ・・・・・
  
		
  
		   境内に土俵しつらへ在祭
  
		   語部に誇る祖のあり濁酒
  
		   
  
		  
		 
  
		 
  
		  
		  
  
		
	 
	
	
		平成18年10月木津川俳句会 月例句会の開催報告 管理人 野田ゆたか/そぞろ寒の俳句 煤けたる長押の槍やそぞろ寒 松山寿美。居待月の俳句 法要を終へし安堵や居待月 松山寿美。暮の秋の俳句 担がれてボート艇庫に暮の秋 宇都宮美智子。行秋の俳句 行秋の波打ち返す渚かな 宇都宮美智子。末枯の俳句 お濠端末枯すすみゆくばかり 池末あけみ。コスモスの俳句 風ありてこそのコスモスなりしかな 池末あけみ。紫苑の俳句 丈高く咲いて紫苑にある気品 西村舟津。稲架の俳句 稲架木立てあとの仕事は妻任せ 西村舟津。雁渡るの俳句 故里の空恋ひをれば雁渡る 門田窓城。黄葉の俳句 黄葉且散る一水に沿ふ柳 門田窓城。露霜の俳句 露霜の光解けゆく山日和 野田ゆたか。流星の俳句 流星や惑星の名の一つ消ゆ 野田ゆたか。夜長の俳句 旅程表また広げ見る夜長かな 林雄次郎。月の俳句 雨戸閉づ手を止め今日の月仰ぐ 林雄次郎。在祭の俳句 境内に土俵しつらへ在祭 西ア佐知。濁酒の俳句 語部に誇る祖のあり濁酒 西ア佐知。