ha575/15/35
南御堂・御堂筋一帯
[開 催] 平21.12.13(日)
[吟行地] 大阪市中央区/南御堂・御堂筋
[句会場] 同区/治兵衛道頓堀店
年忘門葉集ひ句も集ひ 良子
俳聖の終の大地や黄葉散る 雍子
法の庭師走なること忘れ歩す 幸惠
舞ひ上る車道の銀杏落葉かな 舟津
北を見て南見返す落葉かな 恭生
集合は芭蕉句碑まへ息白く 窓城
吹き溜る銀杏落葉を風の葉句 寿賀子
停めば碑辺にはぐくむ冬芽かな ゆたか
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選者 西ア佐知 詠
殊更や終焉句碑に年惜む
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降ると言う銀杏落葉に来合せて 多津子
句座までの銀杏黄葉を踏みて行く 寿美
ビル街を抜け来し北風とはち合はす 公二
華やかなイルミネーション街師走 道子
街騒を隔て御寺の枯蓮 悦子
銀杏散る並木明りに歩を運ぶ 岸野幸子
句碑寂とビルの谷間に冬ざるる 良一
行年や悔いなき句座のにこやかに 宏子
散り敷ける枯葉褥に終焉碑 加納幸子
師走のビル磨く漢の命綱 とも江
獅子吼の苑に紅置く茶梅かな 梅田澄子
十三塔まつる寺苑の滝涸れて 惠以
蕉翁の句碑に移ろふ冬日影 雄次郎
杖つくも冬の吟行たのしみて 和子
宙吊りにビル洗ふ人師走かな 菅子
底冷の御堂にひびく読経かな 不二子
南御堂・御堂筋吟行句会報告 平成21年12月の俳誌「引鶴」の月例吟行俳句会報のページです。俳誌引鶴は今月をもって廃刊といたします。吟行俳句会[開催]平21.12.13(日)[吟行地]大阪市中央区/南御堂・御堂筋[句会場]同区/治兵衛道頓堀店 銀杏落葉の俳句 降ると言う銀杏落葉に来合せて 辻 多津子 銀杏黄葉の俳句 句座までの銀杏黄葉を踏みて行く 松山寿美 北風の俳句 ビル街を抜け来し北風とはち合はす 森田公二 師走の俳句 イルミネーションの俳句 華やかなイルミネーション街師走 保坂道子 枯蓮の俳句 街騒を隔て御寺の枯蓮 伊藤悦子 銀杏散るの俳句 銀杏散る並木明りに歩を運ぶ 岸野幸子 冬ざれの俳句 句碑寂とビルの谷間に冬ざるる 飯岡良一 行年の俳句 行年や悔いなき句座のにこやかに 山本宏子 枯葉の俳句 散り敷ける枯葉褥に終焉碑 加納幸子 師走の俳句 師走のビル磨く漢の命綱 山本とも江 茶梅の俳句 獅子吼の苑に紅置く茶梅かな 梅田澄子 涸滝の俳句 十三塔まつる寺苑の滝涸れて 水野惠以 冬の日の俳句 蕉翁の句碑に移ろふ冬日影 林 雄次郎 冬の俳句 杖つくも冬の吟行たのしみて 能口和子 師走の俳句 宙吊りにビル洗ふ人師走かな 青木菅子 底冷の俳句 底冷の御堂にひびく読経かな 奥田不二子 冬ざれの俳句 冬ざるる橋の名残の石積みて 原口澄子 年忘れの俳句 年忘門葉集ひ句も集ひ 水野良子 黄葉散るの俳句 俳聖の終の大地や黄葉散る 田中雍子 師走の俳句 法の庭師走なること忘れ歩す 池田幸惠 銀杏落葉の俳句 舞ひ上る車道の銀杏落葉かな 西村舟津 落葉の俳句 北を見て南見返す落葉かな 森本恭生 息白しの俳句 集合は芭蕉句碑まへ息白く 門田窓城 銀杏落葉の俳句 吹き溜る銀杏落葉を風の葉句 西川寿賀子 冬芽の俳句 停めば碑辺にはぐくむ冬芽かな 野田ゆたか 西ア佐知の俳句 12月の吟行俳句 選者 西ア佐知詠 年忘れの俳句 蕉翁の句碑にも詣で年忘 年惜むの俳句 殊更や終焉句碑に年惜む