平成二八年 六月
06/2016
天麩羅
2016年・平成28年月の6月例俳句 野田ゆたか吟7句のページです。天麩羅の俳句など。
蛍川の俳句 淨闇をなほ深めゆく蛍川 野田ゆたか。蚊の俳句 一匹の蚊に嬲られて寝もならず 野田ゆたか。蝸牛の俳句 控へめも美徳の一つ蝸牛 野田ゆたか。梅雨寒しの俳句 ぼやきても詮無き恙梅雨寒し 野田ゆたか。
苔の花の俳句 結界の石みな佛苔の花 野田ゆたか。夏木の俳句 全体を筆で計りし大夏木 野田ゆたか。五月晴れの俳句 天ぷらの俳句 天麩羅のからりと揚がり五月晴 野田ゆたか。