平
成
一
五
年
六
月
2003/06
芦茂る
6月の俳句。野田ゆたかの平成15年(2003年)6月の俳句。茂りの俳句 木津川の木の津は昔芦茂る、蛾の俳句 蛾のむくろ取消ならぬ昨夜の言、夏木の俳句 古戦場一歩もひかぬ樟夏木、枇杷の実の俳句 枇杷の実を父の墓前に置き戻る、栗の花の俳句 栗の花匂えば近き父の墓、老鶯の俳句 老鴬の息整ふる間のありし、暑さの俳句 案の定バス停よりの暑さかな。