平
成
一
二
年
七
月
2000/07
蝉時雨
野田ゆたかの7月の俳句。雷の俳句 歯科医師の手を休ませて日雷、月涼しの俳句 月涼し風にまつわる濯ぎ物、涼しの俳句 敬礼の機長涼しく搭乗す、祇園祭の俳句 鉾建ちて長刀京の雲を切る、扇子の俳句 漫才師使ふ扇子の香を異に、夏座敷の俳句 三人が揃へば句座に夏座敷、蝉時雨の俳句 松山は俳句のメッカ蝉時雨。野田ゆたか。