平
成
一
〇
年
一〇
月
1998/10
鹿の声
10月の俳句。野田ゆたかの俳句。ザボンの俳句 朱欒の俳句 朱欒にはおのれ丸める空のあり。秋晴れの俳句 秋晴の塔近づけて降車駅。桜紅葉の俳句 墳丘を守れる桜はもみぢして。菊の香の俳句 菊の香を間口に拡げ銘菓の舗。鹿の俳句 飛火野の俳句 飛火野の闇を深めて鹿の声。野菊の俳句 散策のわれに嵯峨野の野菊晴。秋の声の俳句 秋声や雑木と心同じゆうす。