平
成
九
年
二
月
1997/02
師
走
野田ゆたかの俳句/2月。鴬の俳句 鶯や座禅組むのに少し邪魔。春時雨の俳句 植木師の鋏急げる春時雨。梅の香の俳句 梅の香やよい話しとは何ならむ。春の俳句 広報紙できてインクの匂ふ春。春の俳句 膨らんでゆく春の大気と計画と。下萌の俳句 下萌や勢至菩薩は出の構。野火の俳句 野火走る陸には風のあるらしく。清月庵主 野田ゆたか。