平
成
八
年
一
月
1996/01
年賀状
1月の俳句。年賀状の俳句 年賀状かの人の名を遂に見ず。初詣の俳句 末社まですべてを賽し初詣。新年の俳句 母刀自の越し方を祝ぐ年新た。柊の俳句 柊を挿して見えざる鬼払ふ。水仙の俳句 水仙の白暮れなずむ塩屋跡。春近しの俳句 造花にも揺らす風あり春近し。凍ての俳句 遊魚てふ凍湖に垂らす糸電話。清月庵主 野田ゆたか。