平
成
六
年
二
月
1994/02
梅の香
野田ゆたかの2月の俳句。梅の香の俳句 梅の香や家路の夜風やはらかし。雪解の俳句 雪解光集めて湖の碧さかな。野火の俳句 あまつさえ川風受けて野火走る。春の俳句 進退の迷ひは春とともに失せ。春寒しの俳句 来ると言ふ人のまだ来ず春寒し。梅の花の俳句 自分史の転機いよいよ梅の花。梅の俳句 参道に紅の濃淡競ふ梅。清月庵主 野田ゆたか。