平
成
四
年
八
月
1992/08
広島忌
野田ゆたかの8月の俳句。桐一葉の俳句 桐一葉ぽとりと本音もらしたる。天の川の俳句 吾が町の銀河に淀みなかりけり。広島忌の俳句 広島忌汗の仲間ら黙祷す。煙草の花の俳句 軍事基地たりしは昔花煙草。盆の月の俳句 久方に消息知れて盆の月。花火の俳句 迎玉打てる花火師残照に。茗荷の花の俳句 結論は妥協にあらず花茗荷。清月庵主 野田ゆたか。