四



1992/05


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野田ゆたかの5月の俳句。鯉幟の俳句 二階川岸の高さに鯉幟。薔薇の俳句 触るるたび零れさうびの昼下り。更衣の俳句 片づけることは任せて更衣。草笛の俳句 草笛を吹ける妻とはつゆ知らず。若葉風の俳句 修復のなりし大塔若葉風。更衣の俳句 更衣婦警ら街によく似合ふ。祭の俳句 段登る御神輿誰もが支へゐし。俳句 野田ゆたか。