成 




1992/03


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野田ゆたかの3月の俳句。ものの芽の俳句 ものの芽の際立ててゆく石の数。啓蟄の俳句 啓蟄の足の爪つむ日和かな。春泥の俳句 犬が来て堀上げし穴春の土。霞の俳句 行過ぎて戻る電車や遠がすみ。若鮎の俳句 若鮎は勢ひに乗り旅の途次。鳥雲の俳句 h3.12ソ連崩壊 鳥雲や変事の国の空如何に。修二会の俳句 ぬばたまの闇深めゆく修二会かな。俳句 野田ゆたか。