四



1992/01
寢正月
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野田ゆたかの1月の俳句。寝正月の俳句 最上はわが家わが部屋寝正月。初電車の俳句 一片の雲なき御空初電車。御用始の俳句 新調の朱肉鮮やか事務始。雑煮の俳句 口馴れし妻の雑煮の塩梅に。雪の俳句 検問のトラック雪を落し去る。凍つの俳句 見回りの闇深ければ凍て早し。凝の俳句 酢酸の凝れるままを計量す。野田ゆたか。