平
成
三
年
一〇
月
1991/10
時代祭
10月の俳句。落穂の俳句 機械刈落穂は屑とみなされし。時代祭の俳句 騎馬巡査背筋をつんと時代祭。櫨紅葉の俳句 峡なればバスの触れゆく櫨紅葉。十三夜の俳句 去るものに心が動く十三夜。菊の酒の俳句 禁酒より効果ありさう菊の酒。草虱の俳句 近道を抜けてこられし草虱。秋声の俳句 秋声を障子明かりに九体仏。清月庵主 野田ゆたか。