平
成
三
年
七
月
1991/07
日
雷
7月の俳句。涼風の俳句 荷を解きてやうやく庭の涼風に。朝涼しの俳句 我が影のすらりと伸びて朝涼し。登山の俳句 改札を通つて行きし登山靴。青柿の俳句 柿青しエンジン吹かす整備工。雷の俳句 眩暈は何時も不意なり日雷。サングラスの俳句 五歳ほど若く告げおりサングラス。心太の俳句 口止がはや洩れてをり心太。清月庵主 野田ゆたか。